今シーズンの西武と阪神。

こんにちは。

野球好きの四枝です。

今日は要望の多かった西武ライオンズの考察をやっていこうと思います。

今日だけはkhakiのブログではなく一人の野球好きオジサンブログです。

まずは、ご存知の方も多いと思いますが、僕はプロ野球が好きで西武ライオンズファンです。

セリーグでは昔から阪神を応援しています。

まずは岡田阪神18年ぶりの優勝おめでとうございます。

僕の推しの2チームが天と地ほど違う野球をしているのでその辺りも比較しながら話していきましょう。(これからの内容は僕個人の意見です)←youtubeで良く見かけるやつ。

まずは今年阪神がなぜここまでぶっちぎりで優勝する事が出来たのかを僕なりに考えてみました。

今年の阪神はキャンプから守りのチームでいくと公言していましたがその通りチーム防御率はリーグトップ、失点もリーグトップ、失策こそ去年同様に多いですが、去年ほど勝敗を左右するような勝負所での失策は減っています。

この最強投手陣の中でも一番大きかったので村上、大竹の活躍でしょう。この2人の活躍を誰が予想出来たでしょうか。

現役ドラフトに大竹を出したソフトバンクは2桁勝利0人の大失態を犯していますが、、、。

防御率リーグダントツの村上とセリーグで負けない大竹。

伊藤将、西、青柳、才木がいます。この強力先発陣6人で回しているのだから強いはずです。

伊藤将、西、青柳は元から勝てる投手として計算はされていましたが、大竹、村上、才木に関しては岡田監督が見極めて使い続けた結果が今の成績に繋がっています。

キャンプ終了時点でのMVPを聞かれて大竹と答えていましたが、まさかシーズンでも好調を維持してくるとは思いませんでした。(因みに我らが松井監督はキャンプ終了時点で渡邉(投手)が非常に良いと誉めていましたが、シーズンでの1軍登板はありませんでした。)

選手を見極めて適した場所で仕事をさせる。それが見事にハマった今シーズン。

これは野手にも言えます。

打順と守備位置は基本的には固定して動かさない。これは就任が決まった時からずっと言っていました。大山はファースト、テルはサード。これは絶対揺るがないと。

元々ショートの中野をセカンドにコンバートさせたのも大きな決断だったと思います。しかし、それによって木浪がショーツのレギュラーとして定着して恐怖の8番打者として良い仕事をしていました。解説人の中では今年のMVPに木浪をあげる人が居ますが納得です。

打撃面で特出した数字はやはり四球の数でしょう。

四球の数も年棒の査定に加えるように球団に掛け合ったのは有名な話です。四球=安打は同等の査定になっているそうですね。そりゃ選球眼も良くなりますよね。

その中でも立派だったのが大山。絶好調の巨人岡本に大きく差をつけて四死球数ダントツのトップです。去年までは4番の自分が決めるんだとゆう気持ちが出過ぎてチャンスで強引に打ちにいくシーンが目立っていましたが、今季は打つ時は打つ、見る時はしっかり見るが徹底されていて繋ぎの4番になっていました。それによって不調でスタメンを外されたこともあったテルは夏場以降調子を上げて今ではチームの打点王にもなっています。

百戦錬磨の岡田監督、勝負所での采配も光りました。データに忠実で継投も相手打者の苦手なタイプをあてる、ダメだと思ったらすぐに変える、それが見事にハマる。

代打に関しても相手投手を見て、得意なタイプの代打を出す、そのバッターがしっかり仕事をする。代打原口なんて毎日ヒット打ってるようなイメージです。

まさに適材適所。

岡田監督がやりたかった野球を選手たちがしっかりとやりきった、そんなシーズンだったのかなと思います。

岡田監督あっぱれです。

さて我らが最下位(実際5位ですが5位も6位も同じだと思っているので最下位と言います)の西武はどんなシーズンだったんでしょうか。振り返っていきましょう。

まずは今年のスローガン「走魂」。

現役時代快速でも有名だった松井監督らしいスローガンだと思い期待いっぱいのシーズンでした、4月までは、、、。

西武の今季の強みとしては先発陣の層の厚さでした。高橋、松本、平良、隅田、今井、エンスそれぞれ10勝あげたら優勝もみたいな事を言っていましたが、そんなに甘くありませんでした。

高橋、隅田、今井、平良に関しては7割ぐらい試合を作っているおかげでQS率は12球団トップです。しかし、この4人以外が一気に弱くなります。まずは去年初の2桁勝利をあげた与座、がここまで2勝6敗と負け越し、去年自身10連勝をするなど安定感抜群だったエンスが1勝9敗、エンスに関してはそっくりさんが投げ続けているんじゃないかと疑いたくなるほどに内容が悪いです。それを使い続ける監督もやばいです。

松本は良くわからないけど大体4~5点取られて負けます。

去年まではリーグトップだったリリーフ防御率が平良の先発転向、森脇、佐々木の長期離脱などで抜けたのがとても大きく今季はリーグ5位まで降格。一番物申したいのが抑え増田に拘り過ぎる謎采配です。増田は開幕から不調で開幕戦の抑えはルーキーの青山に取られていました。その増田を4月以降は使い続けて基本的に1点差ゲームは50%ぐらいの確率で失敗しています。確か7月時点で防御率は7点代だった気がします。守護神で防御率7点代って、、、中日のロドリゲスはその時点で今季失点0でしたからね。

僕は今季初登板を見た時点で今季の増田はやばいなと思いました。ノビがあり若干シュート回転するストレートで空振りを取れるのが生面線だったのにストレートにキレもノビもなく軌道も真っ直ぐなので全く空振りが取れなくなっていました。

元々変化球で空振りを取れるタイプではなかったので、そうなったらもう終わり。

コントロールでどうにか抑える試合もありましたが、抑えたらラッキー見たいな感じでした。西武ファンの間では増田ガチャとも言われています。

結局増田を引っ張り続けて、守護神を新外国人のクリスキーに入れ替えたのはつい2週間程前から。CSをかけた大事な試合が続いた8月は増田ガチャが失敗続きで8月の防御率10点代で5回の失敗と散々な結果でした。

素人目でも分かる増田の衰えに気づかない首脳陣。気づいていても変えられない何か契約条項でもあったんでしょうか。

さて打線に関しては彼のやらかしによって、一気に弱体化。

走魂とか言うスローガンのせいで盗塁を狙う意識が高すぎて牽制死が目立ちました。

忘れもしないのがオリックスとの試合で今井と日本の大エース山本の投げ合いの試合で1,2,3回と先頭バッターが出るも3連続で牽制死をかましてチャンスすら作れずにいました。

3回目の牽制アウトの時に中嶋監督がカメラで抜かれていましたが、爆笑していました。

こちらの監督はこんな表情してました。

その試合山本は100球程度の省エネピッチングで軽く完封していました。

決勝点もFAで移籍した森と、散々な試合でした。

牽制死が12球団ぶっちぎりの数の割に盗塁数はトップの楽天と20個以上の差がある始末です。

流石に反省したのか7月から全く走らなくなって「走魂」のスローガンは消えていきました。

西武の長年の課題でもある外野手問題も今季は解消出来ずでした、、、。

開幕から1番愛斗を使い続けてそれなりの数字は残していましたが、彼には大きな弱点?欠点?があります。

選球眼がすこぶる悪いです。悪いというかコーチに四球を選ぶように言われたが自分は打って塁に出たいし積極性が強みですと言ったそうです。イチローぐらいのバッティグ技術があればそのぐらい言っても良いんでしょうけどね。

この愛斗の数字野球好きな方が聞いたらビックリしますよ。これまで1軍で234打席に立って四死球はなんと驚愕の2個です。しかも1個が死球でもう1個が申告敬遠です。実質234打席で四死球0なんです。これで1番バッターとかありえますか。監督が岡田監督だったら一生使われないでしょうね。

因みに積極性が強みな彼は現在の打率211です。

チームとしては打撃コーチの指示もあり早打ちを徹底しているとの事で、とにかく早打ちします。そのせいもありチーム四死球数はリーグワースト、早打ちは実らずチーム打率ワースト、チーム本塁打数ワースト、チーム得点数ダントツワースト、チーム得点圏打率ダントツワーストとなっています。

打つ能力がないのであれば、四球を選び、それから足を絡めて、バントをして、1点を取りに行く試合が普通だと思いますが、、、落合さんだったら絶対そうゆう野球をするはずです。

打順を固定する阪神とは真逆で西武は日替わり打線で毎試合コロコロメンバーが変わります。

若い選手の多い西武は打順を固定して自分の役割をはっきりさせる事が大事だと思いますが、自由にノビノビとプレーさせている様に見えます。それで結果が出ていれば称賛でしょうが、結果が出ていないのでただの放し飼いです。

打順も固定出来ない、若手もほとんど育たない、現役ドラフトで獲得した陽川は全く出さない(2軍ではバカ打ちしています)、キャッチャーの2人制を貫く(弊害しかありません)、バントは下手(バント成功率はダントツワースト)、とまあ打撃陣に関しては言いたい事が沢山ありますが、これぐらいにしておきます。

来季の課題。

まずは、監督の交代、、、、と言おうと思ったら来季も継続決まりましたね。

岡田監督とのトレードとか難しいですかね、、、。無理か、草野球にも断られるかも。

コーチ陣の入れ替え(特に打撃コーチ、守備走塁コーチ)これは絶対にやってほしいです。西武は全て

OB選手で編成を組むので仲良しクラブみたいになってます。だから負けていてもベンチで監督、

コーチがヘラヘラを笑っていられるのです。

因みにこの画像はオリックスに8-0で負けている時の写真だそうです。

お金を払って試合観戦に来ているお客様をなんだと思っているんでしょうね。

あとは外野の固定。

現状蛭間と長谷川は絶対固定で使ってほしいです。愛斗だけはやめてくれ。

山川が残るのが1番だとは思いますが、厳しそうなのでやはり渡部を育てるしかありません。悪くても怪我しても4番で使い続けること。

走魂とかギャグみたいなスローガンは絶対にしないこと。

陽川は絶対に起用してほしい、中日の細川のように化ける可能性を秘めている選手。

捕手3人体制の徹底。これをしていない球団は西武だけです。チャンスの場面で打っている所を見た事がない柘植に代打が出せずに落とした試合が何試合あったことか。。。

カブレラクラスの外国人選手の獲得。西武の外国人スカウトでは絶対無理でしょうけど。

投手陣に関しては特にありません。増田は7,8回の楽な場面で抑えはクリスキーの固定で。先発陣は怪我なく豊田コーチの言うことを聞いていれば大丈夫です。

さあさあ来季はどうなるんでしょうか。

年棒馬鹿鷹軍団の様に補強も出来ないだろうし現戦力での戦いになる事でしょう。

マニアック過ぎて途中で飽きた人も多いでしょうけどお付き合いいただきありがとうございます。

それでは。

野球大好きおじさん。

コメントを残す