こんにちは。
khakiの四枝です。
最近ブログの閲覧者数が激増している様で大変嬉しく思います。
見ている方も多いのにブログを3日もサボってしまったので今日は反省の意味も込めて2発上げます。
基本的には暇なので毎日あげれるんですけどね、、、やろうと思ったタイミングで接客に入ったりすると一気にやる気なくなるんですよね。
今はドアもぶっ壊れてお客さんが全く来ないのでこっちに集中出来ます。
さて今日の紹介は1度買ったらハマる、ジワジワ浸透しつつあるゴーシュ先生の紹介です。

今季一番の推しはこのブラックシャンブレーシリーズです。
待ってましたよ、、、。いつも納品遅めですが良い商品をしっかりとあげて来てくれるので文句は言いません。
ブラックシャンブレーとは言っても全く同じ生地ではなくアプローチを変えています。
テ糸はグレーTOP調の霜降り感があるBlack Land Hempの生成りの糸と日焼けしたような墨黒に染めた綿糸を撚り合わせた杢糸を使用。
どこか着古したような雰囲気も出ています。
ヘンプのムラのある糸形状と、かすれた様な色合いによって自然な撚り杢を作っています。ヨコ糸は中心部が無撚に近い空紡糸と、番手差をつけたムラ糸を壁撚りにすることで紡績技術が未熟だった時代の粗野な質感を表現しています。
仕上げにワッシャー加工を行うことで、組成や番手の違う4種類の糸がそれぞれの縮率で縮み、ゴツゴツとした凹凸のある表面感になるよう仕掛けています。
実際に触って欲しいですが本当に素晴らしい生地です。
今の状態はまさにブラックシャンブレーのハンティングジャケットのデッドストックを見ている様です。現行のブランドとは思えません。
この生地に関して言いたい事は今の状態が100%かっこいい訳ではないと言うこと。
オリジナルでもそうだと思いますが、デッドストックのブラックシャンブレーのシャツと着古された状態の同モデルがあったとしたら物としてカッコいいのは着古されてクタッとした表情の方でしょう。
今回のゴーシュブラックシャンブレーも同様、新品の状態、、、、ん〜ちょっと違います。
僕だったらまず1発洗います。それで30点ぐらいでしょうか?
その後はとにかく着まくります、そして洗いまくります。
そんな事を繰り返して1年が経過、少しクタッとした生地、色も少し抜けたかな?夏着すぎて少し焼けたかな?
これで70点です。
更にその後2年間着倒して生地はクタクタ、完全に身体に馴染んでいる、すみ黒に染めた糸も抜けてきて少しシラっちゃけている、メタルボタンも傷だらけで少し錆びている。。。
これで100%です。
今回のブラックシャンブレーシリーズは今が一番悪い状態、3年後が完成系なんです。


南部鉄器の過去の写真を見ていると、ベストを一番上に着ている職人が多いことに気が付きました。割と肩幅が狭いデザインが多く、当時のシルエットなのかもしれませんが、その感じが良く見えました。

ボタンは先程も申し上げた通りメタルボタン。


デザインしていく過程で、前身頃を後見頃よりも長くしてみた結果バランスが良くなっています。

着るとこんな感じ。
178cm76kgでサイズ48を着用。
ベストに関してはワンサイズ展開。

肩幅は少し抑え、しかしアウターとしても使えるように身幅は肩幅とのバランスを考えた上での大きさにしています。
カットソーの上に着ても大き過ぎないのでシルエットが綺麗にでます。
生地も勿論厚くはないので通年活躍することは間違いないでしょう。

後程紹介するボトムとのセットアップ。
これはもう言う事ないですね。
STYLE
カットソー:最強サーマル
ハット:JAMES Lock&Co.(ロックアンドコー) “VOYAGER” -BLACK- (USED) ¥11,550-(intax)
ブーツ:MARMOLADA(マルモラーダ) “Sidegore Boots” -Marokid Nero- (11月頃再入荷) ¥132,000-(intax)
続いてボトム。

ベルリン在住時に作った形が今でも継続しています。
2本のタックをとり、内側に倒すことでフォーマルな印象を持たせています。
生地がしっかりと落ち、ワイドながらもすっきりとしたシルエットを形成しています。
前回こちらで紹介したスラックス。
この型、購入頂いた方々の着用率が異常に高いです。
わかります、、。僕も勿論所有していますが、迷ったらこれを穿いている感じです。


前回語り尽くしたせいでシルエットや履き心地の面で語ることがありませんが、このボトムに関してもまずは生地が最大のウリではあるので冒頭の生地語りでほとんどの力を使い切っています。

穿くとこんな感じ。
ほら、もうそりゃ良いですよ。
生地がすこぶる良いんだから、それにあのシルエットなんだから良いですよ。
こんなのが良い感じに生地が馴染んできたら絶対カッコいいんでしょうね。想像しただけでヨダレ物ですね。

それにしてもマルモラーダとの相性が最高ですな。
マルモラーダいつ入ってくるんやろか。
最後にジャケット。

ハンティングジャケットをベースにデザインしました。今までは経年変化によるクタっとした感じのドロップショルダーとして着用するワークウエアをベースに作っておりましたが、多少フォーマル感も欲しいなと思い、肩幅をジャストで来てもらうように従来より狭め、袖山を高くすることで、ワークウエアながらも、背筋が伸びるようなしっかりとした印象のアイテム。
しかしディテールはワークジャケットにポケットをふんだんにあしらい、後見頃にはゲームポケットをつけ、賑やかに。



また、当時のドイツの製鉄所では作業着がツギハギでした。
そのうちの1枚に映っている作業着の腰ポケットがおそらく付け替えたポケットで、このアイテムの腰ポケットのアイデアの元となりました。
ポケットが後見頃から続いているように見えるようデザインし、またベントの役割も果たします。


着るとこんな感じ。
所謂ハンティングジャケットのサイズ感です。カバーオールに近い感じでしょうか。
サーマルをインナーに着ていますが、ニット、スウェットも充分に着れるサイズ感です。
全てメタルボタンを使用しているので存在感、見た目の重厚感は圧巻ですね。
下手に軍パンなんか合わせてたら、古着マニアの方には突っ込まれそうですよね。


一応3ピースで組んでみました。
アウターの上にベストパターンでも良かったんですが個人的にはこちらしっくりきました。

結局このセットアップで着ることは増えそうですが、、、、。
インナー次第で全く違う表情になるので重宝しそうです。
3ピースで着るかどうかはさておき、単体でも間違いなく着るだろうし、ベストとパンツ、ジャケットとパンツの組み合わせは相当増えそうです。
全てを満遍なく着用して味を出まくって3年後に僕に見せてほしいです。
そんな猛者の方が現れることに期待しながらブログを締めます。
それではまた。
khaki 四枝
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