生地の奥行き。

こんにちは。

khakiの四枝です。

珍しく日曜日に入荷がありました。台風の影響でしょう。

毎シーズン1番遅れて入荷するブランド。。。。。ゴーシュより1st Deliveryです。

Gorsch the merry coachman(ゴーシュザメリーコーチマン) 24AW “Bauer Vintage Wool Shirt” -Multipul Colour- ¥55,000-(intax)

当店ではオープンから取り扱いのあるゴーシュ。そもそものアイテムの展開数が少ない事もあり、毎シーズン数型の展開となっておりますが、1点1点良い味を出してくれるので、当店にとってはなくてはならない存在です。

実は、ゴーシュと言えばの変形型のジャケットやブルゾン、コートなどもシーズンによっては展開していたりするんですが、僕が着たいがオーダー基準になってくるとその辺りは外れます。型数自体は少ないながらに、ピックする内容でブランドの見え方も様々なのでゴーシュを取り扱う他のお店を見てみるのも良いと思います。

僕がピックするのは僕らしいアイテムだと思います。なので、このブログを愛読してくれている方にはしっかりとささるはずです。

まずピックしたのは欠かさずオーダーするようにしているヴィンテージファブリックを採用したシリーズのシャツ。

実はヴィンテージファブリックシリーズは毎シーズン1~2型と展開が少なく、作れる枚数もかなり少ないです。日本に数枚しか存在しないシャツとかも全然あります。

こちらもその中の一つで希少な80年代の輸出向けに織られたウールの素材になります。

何色もの色が織り込まれていて、他にはない良い表情を見せてくれます。

凹凸があり、グリーン、オレンジ、ブルー、ベージュと様々な色が交錯しています。生地の厚みもあり、とても奥行きのある生地になっています。

生地で奥行きと言う表現が正しいかは分かりませんが、僕がこのシャツを説明する上で1番生地の良さを伝えやすいと思ったのが、この奥行きと言う言葉でした。

見れば見るほど複雑で見入ってしまう程の生地。生地にこれだけの表情があるのだから、シルエットやディティールはそこまで大きく手を加える必要もない。

古い家屋から見つかった昭和初期のシャツを参考にデザイン。

シルエットや丈、襟に至るまで、何度も微調整を重ねて完成しています。


袖は2枚袖にして立体感を出し、前振りになるようにしています。 後見頃には片方にタックを2本入れ、左右のタックの間に若干の’いせ’(縮ませること)を入れ膨らみを出しています。

大き過ぎず、小さ過ぎず、1枚で着た時のバランスも大事ですが、インナーとしても着やすいサイズ感で作られています。

ゴーシュのシャツの良いところは唯一無二な存在であること。数は少なくてもラックに1点あるだけで存在感を放つ、色が派手とか、そうゆう訳ではないけど生地が放つオーラが違います。

そのオーラを普段の僕らのスタイルに纏う事で新たな世界を切り開いてくれる。

僕が提案したいのは全身をゴーシュにしてほしい、そんな事ではありません。普段のスタイルに1点取り入れてほしい。そんなテンションです。

STYLE (Model 176cm53kg)

ボトム:HERILL (へリル) 24AW “HL denim Navy Utility pants” -Olivedrab- ¥59,400-(intax) 着用サイズ2

ついに当店で現在在庫のあるボトムがこのHERILLだけになりました。

その為このパンツの出番も増えそうです。

それにしてもこのパンツ穿くたびに思うことがあります。何でも合うやんこのパンツと。

Gorsch the merry coachman(ゴーシュザメリーコーチマン) 24AW “Slip On Bumpy Wool Shirt” -Chest Nut Brown- ¥47,300-(intax)

続いてはヴィンテージファブリックではありませんが、ヴィンテージさながらの雰囲気抜群の生地を採用したタイプです。

実はシルエットも全く違います。こちらはゆったりめで、分かりやすく言うとMAATEEのシャツのサイズ感に近いです。

こちらの生地もそれなりに複雑で、触った感じはカラッとしたコットン素材のようですが、実際はウール100%です。

かなり独特な質感と表情をした素材で、ブルガリア地方の山脈地帯に生息する羊は、朝晩の寒暖差の大きな環境で育ち、その毛質はクリンプ性が強く、縮絨加工をすることにより豊かな表情を作り、軽く膨らみのある風合いが特徴。

経糸に双糸、緯糸に繊細な単糸を打ち、そ毛風に仕上げ、糸の特徴を生かした加工でワッシャー感ある表情にしています。

こちらも同様に生地に奥行きを感じる構造になっています。

最終何が言いたいかと言うと、早く洗いまくって生地の変化を見てみたいです。長年の経験で分かるんです、こうゆう複雑な生地は水を通すことで更に良い雰囲気に仕上がってくれると言う事。

STYLE (Model 176cm53kg)

ボトム:CANTON OVERALLS “ダブルニーワイドデニム” -INDIGO- SIZE32. ¥22,000-(intax) 着用サイズ32

天文館名物のクリーニング若松の看板とも相性の良いゴーシュシャツ。

看板には合いますけど、洋服のコーディネートの話で言うと何にでもと言う訳ではありません。それなりに生地に力があるので、その力を緩和させるスラックスや軍パン、デニムなんかは良いでしょう

完売後に言うのもあれですが、MAATEEの永遠スラックスはかなり合いそうですね。

このシャツも洗いたい。洗ったら絶対良くなる。

あれもこれも洗いたい。

洗いたい病なのかもしれません。

当店では洗える洋服しか扱いません。をコンセプトにでもしましょうかね。

それではまた。

khaki 四枝

取り扱いブランド

HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…

ACCESS

住所:〒892-0827 鹿児島県鹿児島市中町4-10 岩元ビル1F

営業時間:12:0020:00 定休日 水曜日

電話番号:0998039707

メールアドレス:khk.shop01@gmail.com

オンラインサイト:https://khkec.base.shop

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