素材の良さを最大限に活かした一皿。

こんにちは。

khakiの四枝です。

なんだかんだで久々のブログですね。

別注以来ですか。

別注は有難いことに初日で全て完売となりました。今回20本のみと少量のご用意になってしまったので欲しいと思って頂いた方の大半に行き渡らなかった事に唯一悔いが残ります。

是非購入頂いた方はガシガシ穿いて、また店頭で感想を教えてください。

本当にありがとうございました。

さて、本日の紹介は入荷したてほやほやのMAATEEです。

まずは「折って折って折れません。」で一気に名を馳せた折って折ってシリーズから紹介します。

今回は秋冬と言うことでアルパカ、ウール、シルクとMAATEEにしては土臭い雰囲気の生地で上がってきています。

土臭い＝着づらいみたいなイメージがありますが、そこはMAATEE。

まずは、気になる生地に関して。

もう少し寄りましょう。

ここまで寄れば分かりやすいですね。

白糸がシルク。このシルクも2つの番手を使用する事でシルク特有の艶感、ギラつきを抑えて落ち着いた風合いに仕上げています。ヨコにロイヤルベビーアルパカを仕様。ただのアルパカではなくキャプテンのニットにも使われていた1頭のアルパカから1%しか取れない希少なロイヤルベビーアルパカをチョイスするあたりに脱帽。

しなやかさに暖かさも加わりました。

さてこうゆう変態系の生地を見ていると、どうしても洗ってみたくなるのが僕です。ここからは完全に想像の領域ですが、水を通す、着用することでの摩擦の繰り返しによりアルパカが少しずつ起毛、シルクの白部分が少しずつ潰れてよりブラックのトーンに落ち着いてくると推測。

ギラつきを抑えたシルクはより全体に馴染み生地に落ち感が出てくるかなと。

そうですね〜。洗っちゃいましょう。

最初はネットに入れてお洒落着洗いで、縮みが無いようなら次からは下着と一緒にジャブジャブいっちゃって下さい。(自己責任でお願いします)

毎回MAATEEのブログを書いていて気付かされます。

形の説明やシルエットの説明って本来見れば分かる物だからわざわざ言う必要ないよなって。

特にMAATEEは生地の話が1番気になるポイントだろうから、説明もほとんどしていません。

必要そうなモデルの時は説明入れますね。

そう言えば、折って折ってと皆さん言っていますが、意味はご存知だったでしょうか？

意外と知らない方も多いと思って改めてご紹介。

全ての端っこを3つ折りで処理しています。

服を軽くする為に見返しをつけていないんです。

本来端の処理が、切りっぱななり何かはしなくてはいけないのですが、そこの処理の事を説明したらパタンナーが折って折ってみたいな事を言っていたので、語呂が良いからと言う理由でこの「折って折って」が生まれました。

MAATEEマニアなら知っておきたい名前の由来でした。

STYLE (Model 176cm53kg)

カットソー：Olde Homesteader (オールドホームステッダー) 24AW “Crew Neck Longsleeve / Interlock” -IVORY- ¥12,100-(intax) 着用サイズ42

ボトム：MAATEE&SONS (マーティーアンドサンズ) 24AW “SUPER 160s ROOM PANTS” -PURPLE- ¥72,600-(intax) 着用サイズ1

シューズ：MARMOLADA (11月頭発売予定)

続いてはベスト。

名前は伏せてありますが、ひょっとこです。

畔としての登場は初。

このベストは毎シーズン当店も欠かさずオーダーしていますが、汎用性が抜群です。カットソーの上に着る、シャツの上に着る、そしてジャケットを着た時に覗かせる顔が良い。

ジップは俄然1番トップまで上げて、首元を暖めてもらいましょう。

今回は表面にベビーアルパカを採用。裏面にはいつも通りカシミヤです。

今年の冬はベビーアルパカが豊作だったんでしょうか、この単語良く聞きますね。

ベビーアルパカは毛足が長くモヘアの様なツラをしているので、単体でもとても表情が良くて1番上に着たくなるベストです。でも裏が総裏でカシミヤで極上の着心地だから出来るだけ肌に触れさせたい、そんな葛藤がありそうな気もします。

良過ぎるのも良し悪しですな。

畔編みは裏糸も表に出てくるのでベビーアルパカとカシミヤを引っ掻いて暴れさせているので、独特の起毛感も味があります。

ベビーアルパカは毛玉が出来てもブラッシングでサラッと取れるので、手入れも楽ですし、とにかく軽量で保温性に優れているので、インナーとして着るニットベストとしてこれ以上ないクオリティーです。

今回地味だけど、僕にとって最大のアップデートだったのがジップです。

そう。

ダブルジップになりました。

これでインナーを見せることが出来ます。

いやーこれはデカい。

iPhoneがスルッと落ちていきそうなサイズ感のポケットも最高です。

もはやMAATEEなら何でも許せちゃうところまで来ました。

でも横向きで入れたらギリ入りそうですね。

昨今の暖冬を考えると、一枚仕立てのジャケットのインナーにこれだけのクオリティーのベストをかましたら、1番下最強サーマルで冬は越せそうな気すらします。

裏カシによって首元がチクチクする事なくヌクヌクのフワフワでいられる事が冬にどれだけ嬉しいか。

今年レザーを買った方、デニムジャケットを買った方、カバーオールを買った方、インナーにMAATEEベストは決まりでどうでしょうか。

STYLE (Model 176cm53kg)

ジャケット：AUBERGE (オーベルジュ) 24AW “GABIN” -Sunburn Black- ¥59,400-(intax) 着用サイズ42

カットソー：Olde Homesteader (オールドホームステッダー) 24AW “Crew Neck Longsleeve / Interlock” -IVORY- ¥12,100-(intax) 着用サイズ42

ボトム：HERILL (へリル) 24AW “HL denim Navy Utility pants” -Olivedrab- ¥59,400-(intax) 着用サイズ

2

シューズ：MARMOLADA (11月頭発売予定)

今回の入荷はこの2型です。

シルク、ベビーアルパカの特性を活かした折って折って。

ベビーアルパカの表情とカシミヤの極上の着心地を兼ね備えたニットベスト。

今回の納品に限らずMAATEEの洋服は全て素材の良さを最大限に活かしているなと思います。

今日松村さんから届いたLINEに~~な一皿とありました。~~な一着ではなく、まさに料理の如く。

そこで僕は察しました。松村さんは素材の特性を最大限に活かした料理を振る舞っているのだろうと。

※こちらの商品は10/25(金) 12:00より店頭販売開始。10/30(水) 0:00~よりオンライン販売開始です。

khaki 四枝

取り扱いブランド

HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/Olde Homesteader(オールドホームステッダー)/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…

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