自分だけの1着を目指して。

こんにちは!

khakiの肥後です。

オーナーの影響で最近はちょっとずつ洗濯が趣味になってきました。以前までは気を遣って着る洋服も多かったですが、最近ではガシガシ着る服が増えてきています。

やっぱりガシガシ着た服にしかないかっこよさがあります。

今シーズンもいくつか購入したアイテムがありますが、どれもガシガシ着ています。自分だけの1着にしたいからです。

タイトルには大袈裟なこと書きましたが、本日は購入したアイテムがガシガシ着ることによってどのように変化しているかをご紹介させていただきます。

今回着用しているアイテムは全て私物です。

とは言っても今月購入したアイテムやつい最近から着用し始めたアイテムも多いので、実際の着用回数もお伝えさせていただきます。

KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン) 24AW “Royal Alpaca Knit Cardigan” -BLACK- ¥59,400-(intax) 着用サイズ40

まずはキャプテンサンシャインの希少なロイヤルベイビーアルパカを使用したカーディガンです。

生地やアイテムの詳細はこちらのブログで紹介しています。

こちらはなんと言っても着心地が抜群にいいです。フワフワで極上の肌触りになっているので着ていてめちゃくちゃ気持ちいいし、しっかり保温性があるのでTシャツ1枚でも充分に温かいです。

むしろTシャツの上にそのまま羽織った方が心地良さを感じます。

個人的にヴィンテージTなどのインナーのデザインを見せることができたり、レイヤードの幅が広いので、ここ数年でクルーネックよりもカーディガン派になりました。暑くなっても脱ぎやすかったり、インナー調整によって季節の変わり目の早い段階から着用できるのも嬉しいです。

希少なアルパカに起毛加工を施してあり、毛足の長さ的にモヘアのような雰囲気があってシンプルながらも存在感のある1着になっています。

やはりシンプルで使い勝手のいいブラックのカーディガンだからこそ素材に拘るべきです。

多くのブランドがブラックのカーディガンを展開していますが、シンプル過ぎると真面目な雰囲気が出て合わせ方によってはビジネス感が出ますし、クセが強いと合わせるアイテムが限られる。この素材であればシンプルでも真面目な雰囲気にならないし、ブラックならではの高級感が引き立っています。

さてお待ちかねの変化の部分です。実際の着用回数で言うと6、7回程でしょうか。

着ている自分としては、着用を繰り返すことで表面的な毛が摩擦で立ってきて、フワッとした気がします。ただそこはあまりブラッシングしていないのが関係しているのかもしれません。

正直写真で見ると新品との違いがわからないと思います。

でもニットとしては、これだけ着用しても新品との違いがわからないというのが非常に良いことなのではないかと思います。冒頭であんなこと言っていますが、ニットに関しては育つというよりも元の雰囲気がかっこいいこともありますから。

温かいカーディガンなので実際に着用するのは11月~2月だとしましょう。仮に月10日お休みの方が月に2回着るとすると、僕の着用回数は人によっては1シーズン着用したものと近いのかもしれません。

それでも新品とあまり変わらない。それがすごいと思います。

安いニットだと1シーズンどころか2~3回着用しただけで毛玉になるものもありますが、アルパカは素材の特性上、毛同士が絡みにくくて毛玉が出来にくいです。これだけ着ても毛玉などはありません。

特にニットで1番擦れて毛玉が出来やすい肘裏にも毛玉どころか毛玉予備軍すら見当たりません。

一応たまにブラッシングをやっていますが、やるといってもささっと終わらせてしまうだけです。僕自身そこまで丁寧に管理する方では無いので、それでもこの状態というのがすごいです。流石はロイヤルベイビーアルパカです。

勿論毛玉が出来にくいとは言っても、一生出来ないわけではないと思います。

ただ思い返しても毛玉だらけのアルパカニットってあまり見たことがない気がします。

この色なので毛玉も比較的目立ちにくいでしょうし、出来てもヴィンテージのような風合いとマッチするんじゃないかなと勝手に予想しています。ニットに毛玉が出来て欲しいと思ったことはないですが、どんな感じになるのかちょっと楽しみになってきました。

後は皆さん気になっているであろう洗濯。

ごめんなさい。これはまだ洗ってないんです。

素材的に洗いまくって育つ系ではないことと、アルパカがそもそも汚れがつきにくくてあまり洗う必要がない素材だからです。とりあえずファ○リーズだけしています。

実際カーディガンなので暑かったらすぐ脱ぐので汗をかくこともありません。居酒屋とか臭いが付くところに言ったら洗おうと思っていましたが、結局そのタイミングがありませんでした。

流石に来月入ったら洗ってみようと思います。ゴシゴシ洗うのはあまり良くないと思うのでぬるま湯で手洗い、平干し予定です。他のアイテム同様、洗ったら個人のインスタに載せておきます。推奨はクリーニングなのであくまで自己責任で洗ってください。

ちなみにこちらは38がラスト1点です。サイズ合う方オススメです。

Gorsch the merry coachman(ゴーシュザメリーコーチマン) 24AW “Herringbone Two Tack Trousers” -Oxcide Red- ¥55,000-(intax) 着用サイズ82

続きましてゴーシュのヘリンボーンの2タックトラウザーズ。

ここからはよりガシガシ着て育てる系です。

素材やデザインに関してはこちらのブログで紹介しています。

個人的にはこのヘリンボーンの生地にやられました。ヴィンテージ好きとしてはヘリンボーンというだけでも堪りませんが、この奥行きのある色味もとても美しいです。

パッと見は赤みがかったブラウンですが、よく見ると何色か色がミックスしたような雰囲気で非常に奥行きのある生地になっています。どこかヴィンテージの生地のようなオーラを感じます。

僕自身ブラウンのパンツを長く探していたのですが、濃い色が多くて、ここまで赤みがかかった綺麗なブラウンはなかなか出会えないです。ブラウンのパンツの中でも、この素材や色味は別格の存在感です。スタイリングのアクセントになります。

寄ってみると色の奥行きがわかりやすいかと思います。温かみを感じるいい色味です。

やはり季節に合わせた素材や色味のパンツは穿きたくなりますよね。穿くだけで洒落た雰囲気です。

程よい厚みのあるウール素材でこの色とヘリンボーンは土臭くなってしまうこともありますが、こちらのパンツはセミワイドながらインタックで膨らみすぎない綺麗なシルエットになので、上品な雰囲気を感じます。

このウール素材ならではのストンと落ちるシルエットも非常に綺麗です。

存在感があって土臭くなりやすい生地や色味を、綺麗なシルエットに馴染ませてバランスのいい1本に仕上げているのが流石ゴーシュだなと思います。

さて着用による変化の部分です。こちらも6回程の着用です。

一応左が新品・右が私物と並べて写真を撮りましたが、見た目の変化はほとんどありません。

このパンツの場合は着用してよりは、洗って変化しました。洗うことでクリースが取れたのは勿論ですが、生地が柔らかくなって個人的にかなり穿きやすくなった気がします。

これまで2回程洗いましたが、1回洗っただけでも生地が柔らかくなり、チクチク感もない、快適な穿き心地です。写真では伝わりにくいですが、店頭のものと比較すると生地のハリ感が違います。

元々ウエスト部分はウエストバンドのない一枚仕立てで個人的にはウエストへの馴染みがいいような感覚だったのですが、柔らかくなったことでより自分に馴染んで、自分だけの1本に近づいてきたような気がします。

また、クリースが取れたことによって、ワイドパンツのようなナチュラルな雰囲気も出てきました。

真面目すぎず、いい塩梅になったなと思います。もしクリースが欲しくなったらクリーニング屋で入れてもらおうかなとも思いましたが、このままガシガシ穿いて、野暮ったい雰囲気が出るまで育てようと思います。

クリースは取れても横から見るとスラックスとしての綺麗な雰囲気はしっかり残っています。

柔らかくなってもこのウールのストンと落ちるシルエットが非常に綺麗です。

前述の通り、色味や起毛感などの見た目的な変化はほとんどないです。

そこが丈夫なヘリンボーン生地の良さなのでしょう。ガシガシ穿いて洗ってもしっかりとした生地の雰囲気は残っています。

こちらも穿きまくると、色や起毛感などの表面的な変化も出てくると思います。このしっかりとした感じだとオーラが出る領域にいつ辿り着けるのかは分かりませんが、どうなっていくのか非常に楽しみです。

ちなみにこちらも洗濯不可の表記ですが、僕は洗濯機のソフトのコースで洗っています。元を測るのを忘れていましたが、店頭のものと比べると僅かに縮んだような気もします。こちらもお洗濯される方はあくまで自己責任でお願いします。

洗った後はそのまま干していますが、ヘリンボーン生地はシワが全く気にならないのも嬉しいポイントです。

カット:私物

シューズ:私物

先程のキャプテンのカーディガンとゴーシュのパンツを合わせたスタイリング。

存在感のある生地のカーディガンなので、あえて同色のブラックのヴィンテージTとまとめるのにハマっています。やはり黒にしかないこの重厚感のある雰囲気は最高です。

そして全体を黒でまとめるとパンツの色味の良さが引き立ちますね。

Gorsch the merry coachman(ゴーシュザメリーコーチマン) 24AW “Bauer Vintage Wool Shirt” -Multipul Colour- ¥55,000 着用サイズ50

最後はゴーシュの希少なヴィンテージファブリックを使用したシャツ。

アイテムの詳細はこちらのブログで紹介しています。

80sの輸出向けに織られたウールで、何色もの色が綺麗に重なり馴染みあった、非常に深みのある生地です。奥行きがあって、主張しすぎないながらもさりげなくアクセントになります。先程のパンツもそうですが、ゴーシュは生地の存在感が半端無いですね。

一般的に注目されるのはこのヴィンテージの生地ですが、個人的には昭和初期のシャツをデザインベースにしたディテールも面白いなと思っています。

まず目につくのは特徴的な裾のラウンドと前立てのデザイン。

この中心と端がラウンドした裾は現代のアイテムでは中々見ないシルエットなので、レイヤードした時の見え方がいいアクセントになります。

前立ては1番下のボタンの位置が高くなっているのが特徴です。古いシャツに見られるようなクラシックな雰囲気があります。

実は腰回りに負荷がかかってもいいようにボタンホールが1番下だけ横向きになっており、シャツ全体が上下にずれにくくなっているなど、気の利いたディテールになっているのも嬉しいポイントです。

胸のフラップ付きのポケットもいいアクセントになっています。このフラップ付きのポケットが程よく厚みのあるウールの生地とマッチしていて、カジュアルさのあるいい雰囲気になっています。実はフラップが左右非対称で外側が長くなっている部分に遊び心を感じます。

このシャツのデザインの良さをまだまだ語りたいですが、長くなるので今回はかなり簡略化して書いています。

個人的にはゴーシュは他のブランドにはない遊び心や気配りが詰まっていながら、それぞれがごちゃつくことなく、うまくまとまっているのがすごいなと思います。

こちらも左が新品・右が私物と並べて撮影しました。購入して半月ほどですが、既に5回程の着用で2度洗っています。

こちらも大きく変化したのは着心地です。

もともと程よく厚みはありながら柔らかいのですが、洗ったことによって生地がふっくらとして着心地がよくなりました。とは言っても表面的にはまだまだしっかりとした雰囲気で、着た時のシルエットは非常に綺麗です。

特に胸ポケットのフラップはふっくらとしたというか洗ったクセがついて、より存在感のあるアクセントになりました。カジュアル感が増した気がします。

こちらも洗濯して、ノーアイロンで着用しています。個人的にはこの洗いざらしのシワの入った雰囲気がかっこいいのかなと思っています。

実はこちらも洗濯不可ですが、ソフトのコースで洗っています。測っていないの正確には分からないですが、こちらは縮んでいる感じはあまりしませんでした。あくまで自己責任でお願いします。

個人的には色によってふっくらしてきた部分があるかなと思っていますが、正直今の時点では見た目的な変化は分かりにくいと思います。

早く育てたい気持ちがあって、かなりの頻度で着ていますが、柔らかくなって多少見た目がふっくらしたくらいです。希少なヴィンテージファブリックといえど、ガシガシ着れるということですね。

個人的にこのシャツは生地やデザイン的にリアルなヴィンテージの雰囲気になるまで育てたいと考えています。店頭のものとは少しずつ雰囲気は変わっていますが、この奥行きのある生地はまだまだいい雰囲気になりそうです。それこそ自分だけの1着になると思っています。育て甲斐がありますね。

ボトム:MAATEE&SONS (マーティーアンドサンズ) 24AW “SUPER 160s ROOM PANTS” -CHARCOAL- ¥72,600-(intax) 着用サイズ2(私物)

こちらは48が1点残っています。僕はゆったり羽織感覚でも着たかったのでこのシャツは50を選びましたが、普通に着るなら48が適正です。

合わせているパンツはマーティーの極上ルームパンツです。

ブログやインスタライブで何度も極上の穿き心地をお伝えしています。ただただ最高です。

とは言え、皆さんが懸念しているのは恐らくレングスの長さだと思います。フレアになっているので裾を踏んでしまう問題が発生しやすいのは事実です。

ただこのパンツに関してはジャストよりは長めで少し溜めて穿いた方がかっこいいと思います。僕自身ミュールと合わせることも多いですが、ミュールだとどうしても踵を踏みやすいので僕はハイウエストで穿いて対応しています。その上でポケットにあまりものを入れないようにすると、落ちてきにくいのでそこまで気にならないのではないかなと思います。

着用による変化も含めて参考になれば嬉しいです。

やっぱり気を使いすぎるのも疲れるので、気兼ねなくガシガシ着れる服が最高だなと思います。

ガシガシ着た服にはガシガシ着た服にしかないオーラがあります。あれは本当に唯一無二の存在感で、まさに自分だけの1着だと思います。

改めてブログを書きながら、僕の私物もまだまだ育て甲斐があるなと思いました。頑張って育てていきたいと思います。

それではまた!

khaki 肥後

取り扱いブランド

HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/Olde Homesteader(オールドホームステッダー)/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…

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