こんにちは。
伝道師の四枝です。
伝道師、、、、久々ですね。最後の仕事はドSでしたかね。
一応25SSのラストデリバリーに超目玉のインド新シリーズが控えていますが、納品は7月2,3週目辺りになるそうです。7月に納品されたらラッキーぐらいの感じで待っていて下さい。
さて、本題ですが、、、、
数日前からストーリーズで焦らしていた別注を紹介します。既にインスタグラムの投稿をご覧になって頂いていると思いますが、またショーツです。
この春夏は別注はショーツ3連発でいかせていただきました。ブログでも度々言っていましたが去年の夏ショーツを1本も買えずパタゴニアのバギーズを永遠に穿いていた僕、それにヴィンテージTシャツ、その組み合わせが95%ぐらいを占めていました。勿論春夏だから沢山オーダーすれば良い話だったんですけど、僕の好みのショーツが全然無くて、結局2~3型ぐらいしかオーダーしなかったはずです。そしてあんなに暑いとは思っていなかった、、、、。
今年は去年のような過ちを犯さないように、早い段階で別注のショーツを仕込んでいました。しかし、まさかの各ブランドから良いショーツがかなり展開されていたのでインラインの時点で充分満足と言えるほどにオーダーしてしまいました。
いや、それでも足りない夏は長い、みんな2~3本じゃ足りないはず、予定の別注よりも型を更に増やして3型のショーツを作りました。
安心して下さい。
別注はこれがラストです。(周年は別枠です)

僕の中で去年の春夏ドゥルンを穿きまくっていて、これを絶対作ろうと考えていました。
まず、このショーツの話をする前に僕からドゥルンについて語った事がない気がするので、伝道師がついにドゥルンについて語ろうと思います。
初めに、、、、、僕は今まで見てきた、触れてきた、着てきた、生地の中でこのドゥルンが1番好きです。生地マニアの僕ですが、この生地は他では絶対に作れない、似せる事すら難しい、そんな気がしています。
まずは、師匠のキャプション。
ドゥルン。
“夏に履ける黒“
をコンセプトに制作しました。
黒パンは高校生以降履いていません。
どうしたら履きたいと思えるか感情的なラリーから掘り起こしました。
浮かぶのは“夏のblackblack”の組み合わせ。
それはやる。
モチベーションが上がったところからスタート。
まず、肌あたり。
mustで、“冷ややか“でなければなりません。
さもなければ確実に死にます。
で、密度が込んでるとまた死にます。
蒸れます。お股。
そして、見た目
“味わい“を求めます。
更に原料からくる独特のタッチも追求します。
以上から
素材は最高級の原綿を経糸に、冷ややか狙いで緯糸に“リネンシルク“を使っています。
また、ヨコ糸の密度を限りなく抜く事で緩さを追求しました。
糸は硫化染色で経年変化を狙います。
また、生地の段階で加工を入れ、独特な触感に持っていきます。
そこでフィニートしません。
製品ができた後、皿に乗せる前に、もうひと手間を加えます。
更に加工をいれ、味付けをします。
出来上がったモノ、触ると“ドゥルン“です。
履くと“冷や“もついていきます。
視覚的には味わいがあります。
完璧です。
視覚、触感、体感、全てに心地よい裏切りがあります。
履かないと絶対分からない。
擦れたvintage like な製品ではなく、とてもテクニカルです。
結構テンションあがりました。
そして、素材だけではなくとても面白いdetailが盛り込まれています。
是非見て、履いて感じて欲しい。
以上です。
師匠らしい独特な言い回しが素晴らしいキャプションです。
師匠がこれだけ多くを語っているので、正直何もしなくても鼻くそほじってるだけでも売れていくみたいな感じになりました。これで全てを分かって気でいるならまだまだです。
おそらく日本一ドゥルンを穿いて、洗って味を出している僕しか知らないドゥルンのその先があります。それがあったからこそドゥルンが1番だと言っている。
まず、製品の段階でもすごく良いです。ドゥルドゥル感を充分に感じる事が出来ます。しかし、まだまだです、、、少なくとも150回以上は穿いて120回以上は洗っている僕の私物。全くもってレベルが違います。もはやドゥルドゥルは消えてシルクに加工を加えて起毛させた生地?そんなサラッとした質感の中にリネンのおかげでひんやり感を感じる事も出来るようになっています。
複数回加工を加えた事で古着の中でもかなり穿き込まれようなシラっちゃけた雰囲気に仕上がっています。リジットドゥルンなる生地のパンツが今季リリースされていましたが、それと比較すると一目瞭然で全くの別物になります。見た目だけでも全然違うので僕はやっぱり加工ありが好きです。
僕の私物は生地感の変化だけではなく、見た目も変わりました。
なんでしょう?ブラック感はほとんどなくチャコールでもなくて、かなり表現が難しいですが、古着界隈で言うとグッドフェードでしょうか。色味よりも所々に入った穿き皺が素晴らしいです。リネンの特性をもろに受けて、皺が残りやすくなっていますが、その皺感?が素晴らしく良い。シルク、コットン、レーヨンではこの皺感を出すのは難しい、リネンが入る事で皺がガッツリ入るそれをわざわざスチームで伸ばすような人は居ないと信じています。
たまーにドゥルンって洗えますか?という問い合わせを頂きます。洗えます。もはやこの加工洗いとかのレベルじゃないので、洗濯機で洗ったぐらいでは何も起きません。120回以上洗っている僕が言うから間違いないです。
最終言いたいのは、前回のMAATEEの別注GRAYシャンブレーと同じで製品の段階からの洗いをかけることで更に魅力が増す、、、むしろそこがゴールであり、正解だと思います。
大事に着た方が良い洋服もあれば、そうでない洋服もある。僕は完全に後者を愛してやまない中毒者です。
大事に着た方が良い洋服は必然と着用頻度が下がる、下がった事によってあまり着ないからを理由にメルカリに出品される。
そうでない洋服はシーンを選ばずガシガシ着るから着用頻度は増える、着用頻度が増えるということは愛着が沸くので手放そうとはならない。僕のセレクト基準はここ。クローゼットに残る洋服の方程式はこれなんです。




元々ブラックだけのつもりでしたが、ドゥルンがまさかのカラー追加と言うことで。勿論2色作りました。しかもKHAKIときたら作らない訳にはいかない。
何故ドゥルンでショーツを、、そんな発想に至ったのか。
これはゴリゴリに穿いてきた僕だからこその別注だと思っていて、ドゥルンは春夏用に作られたパンツで、ひんやり感もあるし真夏も余裕で履けるだろ、そう意気込んで夏を迎えましたが、無理でした。理由はそこまで通気性がないからです。生地にはある程度の厚みがあって、それが所謂ドゥルドゥル感を生み出している訳ですが、リネン、シルクのひんやり感があるとは言え通気性がないと35度の夏は無理だと言うこと。(僕は無理って話です)
簡単な発想ではありましたが、これ、、、ショーツにしたらやばくね?
そう思って松村さんに案出ししたら、うわ〜良さそう。てか良いでしょ。とまあそれも当然の回答かなと。
それで完成したのがこのショーツ。
ショーツになる事で当たり前ですが、通気性は抜群に。そしてひんやり感もある。そして洗える。そして味が出る。おまけに型は僕も師匠もパーフェクトだと思っているSHORT TROUSERです。
自分でお願いした別注で言うのもアレですが、、、、えっぐいの作っちゃいました。
地味だよ?ザ・別注って感じではない、分かりやすく別注!!みたいな別注は僕には要らない。インラインにあってもおかしく無いようなそんな絶妙な別注こそがクローゼットに残る別注なんすよ。
khakiの別注は全部良い。そう思って頂きたい。






7月もスタートしたばかりですが、既に気温は33~36度と本気モード。
今年の夏は40度も、、、みたいな話を聞くので自分の命の危険性すら感じています。
フルレングスオンリーボーイの皆さんも命を守るという意味合いも含めてショーツはいかがでしょうか?
当店の熱狂的なファンの方は既に今シーズンだけでもショーツを4~5本ぐらいいっている気がしますが、これがラストです。
ラストにえっぐいの用意していました。
多分早いです。前回45本用意したHERILLもオンラインには4本しか残りませんでしたが、残らない可能性も充分にあります。ご都合が合う方は是非ご来店頂ければと思います。
発売日
店頭 7月5日 12時より
オンライン 7月5日 20時より(店頭で完売の際はオンライン販売はありません)
それではまた。
khaki 四枝
取り扱いブランド
HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/FOUNDOUR(ファウンダ)/Olde Homesteader(オールドホームステッダー)/Olde H & Daughter(オールドエイチアンドドーター)/YE OLDE AND NEW MAN( イー オールド アンド ニュー マン )/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…
ACCESS
住所:〒892-0827 鹿児島県鹿児島市中町4-10 岩元ビル1F
営業時間:12:00~20:00 定休日 なし
電話番号:0998039707
メールアドレス:khk.shop01@gmail.com
オンラインサイト:https://khkec.base.shop
Instagram:@khaki_kagoshima

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