サーマルの使い分け。

こんにちは。

khakiの四枝です。

水害や台風の影響で鹿児島への荷物は基本的に通常より+3~4日かかる感じになっています。そんな事もあって、お客様よりあれが入荷してませんか？これ入りますよね？等の問い合わせ多数です。

ストックリストにkhakiが記載されていれば勿論入荷されますので、ご安心下さい。

当店的には秋冬の納品に関しては遅くなればなるほど嬉しいなというスタンスでやっておりますので、あまり慌てていません。ゆっくりいきます。店頭は今スカスカです。すみません。

さてさて今日は入荷前からお客様より多数のご連絡頂いておりましたこちらの紹介です。

ユース。

オールドホームステッダーの別ラインです。

少し前にカットソーが入荷しましたが、そちらも僕が出張に行って帰ってきた瞬間に完売したのでブログで語れずでしたが、今回もそうなり得ない空気感が出ていたので慌てて書くことにしました。

ちなみにユースは僕的には究極のベーシックラインだと思っていて、何が究極かと言うと生地の開発からやっている事のレベルが非常に高い。良いものを更に細番手糸を使って、縫製も拘って良くする、とかではなくて今までにないポジションの生地を狙って新たな可能性に挑戦する実験的要素も組み込まれたラインがユースだと思っています。

見るもの全てがベーシックだけれども触れて、着てみると何かが違う、。そのちょっとした違和感が服好きにとっては堪らない要素なんです。

今回作ったサーマルも至ってシンプルな見た目ですが、作りは複雑で新たな切り口となっています。

ホームステッダーではお馴染みとなっているRustic Jerseyの糸を表に、Interlockの糸を裏で使用しているので、表はカサっとしたある意味チープさも感じるような独特の着古された質感、裏はモチっとした質感に仕上がっています。

サーマルの中でも1番重要とも言える強度面に関してはリブも完璧な作りです。ご安心下さい。

ギュッと袖口が止まる、あまめのテンションのサーマルに対して作りの良さは健在。

当店でサーマルと言うと「最強サーマル」が殿堂入りしておりますが、僕の中ではサーマルにも使い分けが必要かなと思っています。

最強サーマルはもう何度も説明していますが、最強です。

そこに対してのユースのサーマルはまずサーマルの生地の厚みがライトだということ。最強サーマルはほとんど方が既にお持ちだと思いますが、かなり肉厚で強固な物となります。そうなってくると、必然的に訪れる問題は暑い問題です。。。。ゴールデンキャッシュと重なる部分もありますが、最強過ぎるが故の悩みです。最強サーマル1枚で充分に暖かいので、登場する時期はわりと後半だったりします。そうなるとそこまでの時期に着るインナー問題も浮上していきますが、そんな時に着たいのがこのユース。あまいテンションのサーマル、生地の厚みもライトなので、まさにインナーとして最適なカットソーとして着ることが出来ます。

そしてここも大きな違いです。

サイズ感。

最強サーマルはジャストからちょいゆるぐらいのサイズ感なので1枚で着る人はほとんどいない、、、、インナーとして着るのが最強サーマルの基本的に着方でしたが、ユースはゆったりとしたサイズ感で身幅も洗濯によってももう少し伸びたり馴染んできたりします。ピタッと着るサーマルのイメージとはまさに真逆のサイズ感、しかし、所謂今っぽくない、ただのオーバーサイズとかでは決してない、揺るぎない自信と根拠のあるサイズ感とでも言っておきましょう。

当店のサーマル問題においてここで2極化が確立されます。

この着る時期、サイズ感の違いは大きな違いになります。

着る時期はおいといて、サイズ感に関してはスタイリングを形成していく上で最も大事な要素と言えます。例えば先日周年で販売した折って折ってドゥルンジャケットですが、これはインナーどちらが正解だと思いますか？実は正解はユースで、マーティーが得意とするあの独特の抜け感に合うのはやはりユースだと思います。同じく周年で販売したキャプテンはどっちが正解だと思いますか？これはもうスタイリングでも使っていたので勿論最強サーマルです。多くのアウターはベーシックな物をどうブランドなりに落とし込んで作るかが肝になっているので、元はベーシックなデザインが多いです。そういったベーシックなアウターには最強サーマルが最強に合ってきます。

当店が提案し続けているデニムのカバーオールは、インナーがどちらで合ってもハマるんですね。

これが最強サーマルになったとしてもそれはそれでありなんです。

こうゆうどっちもOK枠も実は多かったりします。

タンクトップのブログでも書きましたが、インナーにも適材適所があるのでそこを見極めつつ、自分なりの答えを探っていくのが良いんだと思います。

僕はこれにはこれが良いと言うのが決まっていますが、僕の一個人の意見でしかないのでこの辺りの見る人によっては僅かな差でしかないサーマルの違いなので合わせ方に答えなんてものはありません。

ネックの開き具合もこちらは全体のゆるさに合わせて少しUネック気味に作られています。

まあ全然気にならない程度の深さなので1枚で着ていても、インナーで着ても良い仕事はしてくれる事に変わりはないです。

つい先日完売してしまったULTERIORのウールシルクメッシュカバーオールのインナーだったら確実にユースだな〜〜。

STYLE (176cm53kg)

ジャケット：ULTERIOR(アルテリア) 25AW “FADED LIGHT DENIM COVERALL” -FADED BLUE- ¥59,400-(intax) 着用サイズ5

シューズ：forme(フォルメ) “Tassel loafer Hand mocca” -Amber- ¥88,000-(intax)

ブログを書いている間に凄いペースで旅立っています。

お早めに。

オンライン販売

8月22日(金) 20:00より

それではまた。

khaki 四枝

取り扱いブランド

HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/FOUNDOUR(ファウンダ)/Olde Homesteader(オールドホームステッダー)/Olde H & Daughter(オールドエイチアンドドーター)/YE OLDE AND NEW MAN( イー オールド アンド ニュー マン )/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…

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