こんにちは!
khakiの肥後です。
タイトルのように、今回は僕がFOUNDOURの魅力について書いていきます。
今回はありのまま自分の思ったことを書いていこうと思います。あまり綺麗な表現ではないかもしれないので、覚悟がない方はここでブラウザバックして下さい。
逆に少しでも当店のファンだという方は是非見ていただきたいです。と言うのもこのFOUNDOUR、当店のガシガシ系を語る上で絶対に外せないブランドだからです。
昨日オーナーから「日本で金子さんの次くらいにFOUNDOUR着ているんじゃない?」と言われました。
確かにあまり気にしていなかったけど、ついつい着てしまっている。
何故だろうと僕は考えました。
理由はわかりませんでした。
何故かついつい着てしまっている。理論的な部分ではなく、感覚的な部分です。
とはいえ服屋のブログで感覚的な部分だけで説明するのもなんか違うと思うので考えてみた結果、辿り着きました。
FOUNDOURはガシガシ系の極地、リアルに気兼ねなく着れる服だからだと思います。
気兼ねなく着れる、ガシガシ洗える。これは基本的には当店としては外せない部分です。
僕自身マーティーやアルテリアの変態系の生地も大好きで、これらも気兼ねなく着てガシガシ洗って生地の風合いが良くなっていくものばかりです。
汗をかいたり汚れたら洗えばいい。シワも気にならない。だからいい。
とはいえ心のどこかで気を遣っている部分があるのは事実。
滑り台は滑れません。
洗えるとはいっても心のどこかで少し気にかけている部分がある。
正直僕はドSはネットに入れます。
じゃあFOUNDOURならどうか。
僕は滑り台を滑れます。
気にせず、そのまま洗濯機に入れます。
当店のラインナップを見てもFOUNDOURが1番気兼ねなく着れるんじゃないでしょうか。
何と言っても生地への安心感が半端ない。
普遍的な生地を使うというのは価格を抑えるという側面だけでなく、どこかしっかりしているというか安心感がある。
勿論ただ安価で丈夫な生地を使えばいいというわけではない。
そこはあの金子さんが手がけるブランドだからこそしっかり考えられていて、ちょうどいいテンションの生地が落とし込まれている。
だからガシガシ洗えるだけでなく、着れば洗えば更に良くなっていく。
それこそがFOUNDOURの真髄だと思います。
正直FOUNDOURは新品の状態が1番カッコ悪いと思っています。FOUNDOURを着ている方なら分かると思いますが、誰がどう見ても洗った後の方がカッコいい。
良くなるから安心感が半端ないんです。

例えばこちらのオレンジのカバーオール。
2回洗濯して乾燥機にも入れていますが、明らかに雰囲気が良くなっています。
正直アイテムによっては洗って風合いが変化するのがマイナスポイントだったり、好みが分かれる部分があります。
僕も所有している25SSのウールの俺の軍パンなんかは洗ってシワが入り、ラフな見た目になりました。あれに関しては製品の段階の方が好きという方もいらっしゃると思います。
でもFOUNDOURはどれも洗った後の方がいい。
このカバーオールは店頭に置いているので僕が接客した時は必ずお見せするようにしていますが、洗った後の方が好評です。
そうなると洗濯への気掛かりが全くなくなるので、本当の意味で気兼ねなくガシガシ着れる。


ポケットのクセ、全体のシワ、フェード感。
何も特別なことはしていません。でも良くなっている。
皆さんはただ何も考えず、着る。気になったら洗う。
たったそれだけでいい。
FOUNDOURは購入時がスタートライン。あとは自分だけの味を出していくだけです。
そんなラクで、楽しい服は着るに決まっているじゃないですか。

勿論服は着て高揚感を得られるのというのが非常に大事で、そこも抜かりはない。
このヴィンテージの良さは残しつつ、しっかり現代的なバランスに落とし込まれているのが金子さんはめちゃくちゃ上手いなと思います。
古着とかの写真で見るとカッコいいなーってなるけど実際着て違和感が出る、という現象が起きない。
この価格に対してパターンや仕立ても、これ以上ないくらい拘られているからとにかく着やすいし、かっこいいから高揚感を得られる。
着て高揚感を得られる服はたくさんあると思うが、FOUNDOURは経年変化が分かりやすく、自分で育てる楽しさも感じられる。
気兼ねなく着て、洗濯機から取り出す瞬間のワクワクは半端じゃない。着てない時でも高揚感がある。
そして自分だけの1着になることで愛着が湧いていく。そういうのも相まって、ついつい着てしまうんだと思います。

シューズ:forme(フォルメ) “Tassel loafer Hand mocca” -Amber- ¥88,000-(intax) (私物)
実際当店でソックスを除いて多色買いをする方が多いブランドはFOUNDOURです。
そして店頭で「あの色も買っておくべきでした」「全色買うべきでした」って言われる回数がどのブランドよりも圧倒的に多いのもFOUNDOURです。
皆さんも間違いなくリアルに着るんでしょうね。
実際ふらっと店頭でお会いするとFOUNDOURを買ってくれた皆さんは着ていることが多い。それが全てだと思います。
あと着やすさや着た時の高揚感にも関わる「デザイン」なんかもまさに大事で。

このスウェットなんか、まさにそう。
古着好きなら見たことがあるであろう、パネル配色のスウェット。
独特な存在感があって見ているといいなと思う反面、オリジナルは色が多くて着ると違和感があってどこかしっくりこなったり。
でもFOUNDOURなら配色は攻めてるけど着やすい、色ではずしている分サイズ感は程よい緩さで仕上げることでカジュアルさが強くなりすぎない、大人が着やすい完璧なバランスに。
そうなると着ますよね。デザインが目を惹く、かっこいいことは誰でも知っていますから。
FOUNDOURは憧れのヴィンテージたちのカッコ良さ、雰囲気は残しているから高揚感が得られる。
しかも着やすい。



どんなにハンガーにかかった状態がかっこ良くても着るのは人間ですから、着てしっくりくるかが大事です。
ここら辺のバランスをうまく作り上げる金子さんは流石すぎます。

ボトム:FOUNDOUR(私物)
シューズ:forme(フォルメ) “Tassel loafer Hand mocca” -Amber- ¥88,000-(intax) (私物)
デザイン面にばかり触れましたが、これも洗って色が抜けてもかっこいいと思うので、リアルに気兼ねなく着れます。
あとはぶっちゃけ言っちゃいましょう。率直に価格も関係していると思います。
何と言っても価格が安い。

安いという情報だけが先行して、変な誤解が生まれているかもしれないですが、ただ安いだけではない。
ただ安いだけの服はこの世にごまんとありますが、FOUNDOURはこの縫製の美しさ、パターンの良さでこのプライスというのが安いという意味です。
価格のバランスがおかしい、いわゆるコスパに優れているということですね。
このシャツなんてまさにそう。


アンダー3万でこれだけパターンもいい。縫製も綺麗。ナポリ仕立て。意味がわかりません。
こちらのブログで紹介しているように、これは実はライトオンスのデニム生地。服好きとして語りどころ満載で最高じゃないですか。
しかもこれも何度も洗濯機で洗って、どんどん良くなっている。それが楽しくてついつい着てしまう。今の僕がまさにそうです。

高いの買っておけば間違い無いでしょ的な、高い方が逆に安心するみたいなこともありますよね。
確かに入荷する前は有り生地を使って価格を抑えているというのを聞いてそれってどうなのか、チープに見えるんじゃないかと気になりました。
でも実物を見て、着て安心しました。これだけ縫製・パターンが良ければチープに見えないどころか高見えする。
なんなら生地も価格を抑えるために使われている生地には見えないし、どんどん良くなっていくから育てる楽しさもある。
最高です。
もうここまで来るとFOUNDOURはサイズが合わない・アメカジが好きじゃない以外で、買わない理由が僕には分かりません。
ただ価格が抑えらているブランドっていう印象があれば、それは完全に着ている僕の力不足です。
すみません。

ボトム:HERILL(私物)
シューズ:forme(フォルメ) “Tassel loafer Hand mocca” -Amber- ¥88,000-(intax) (私物)
僕が面白いなと思うのは、今ヴィンテージがかなり高騰していますが、当時のスペシャルな生地を使っていたというわけでもなくて、普遍的な生地を使っていてそれを気兼ねなく着ていった結果が高く評価されてるアイテムもあるということです。
だからこういった普遍的な生地のアイテムこそ、リアルに気兼ねなく着ることでヴィンテージのようなかなりいい雰囲気になりそうで、そこも楽しんでいます。
大事なことを先に言っておくべきでした。
皆さんこの良さに気づかないでいてくれてありがとうございます。
おかげで1週間経っていい買い物をさせてもらってます。
この良さや楽しさはアイテムじゃなくてブランドで服を買っている人には到底伝わらないんだろうなーと思うと残念で仕方がないです。
何事も視野の広さが大事ですよね。
あーだこーだ書きましたがとりあえず着てしまえば分かりますよ。
それではまた。
khaki 肥後
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