こんにちは。
khakiの四枝です。
僕も今年で35歳になってファッションに対する考え方も少しずつ変わってきました。
20代半ば頃から本物志向でとにかく高い物に触れておきたいと思って、名だたるハイブランドの洋服を買い漁ってきました。エルメス、マルジェラ、ポールハーデン、キャロルクリスチャンポエル、MA+、カルぺ、ドリス、マルニ、ディオール、ジョルジオアルマーニ、ランバン、この辺りは1,2点ではなく何着か買っていてポールハーデンに関してはかなりハマっていたので20点近く所有していた頃もあります。
今のドメブラに落ち着いたのが29、30歳ぐらいだったと思います。
そこから今までは全くブレずに同じような感覚で洋服をバイイングしてきましたが、去年頃から自分が少し白髪まじりのおじちゃんぐらいの歳になった時に着ていたらカッコイイだろなと思って仕入れたりする物があったりします。
僕は展示会のタイミングでカッコイイ大人達とお話しする機会がたくさんあるので、理想のおじさん像は明確にあります。
キャプテンの児島さん、へリルの大島さん、ファウンダの金子さんがたしか50歳前後ぐらいの年齢だったと思いますが、僕もあっという間にそのぐらいの年齢になると思うのであの理想的なカッコイイ大人達を見て、今の自分と照らし合わせた時にどういった生き様、どういった洋服の着こなしをしているのがベストなのかを考えたりしています。
おそらく、当店が推奨するスタイルやアイテムはそもそも若い子が共感出来る部分は少なくて、ある程度洋服を買ってきて、ある程度歳もとって、家庭を持ち私服を着る頻度も少しずつ減ってきているような方が多いので、僕の好み自体が歳のわりにはかなり落ち着いた内容だと思います。
そう考えると15年後の自分もスタイリングが大きく変わる事はなく、バイイングもそこまでの変化はないかもしれません。
考え方の変化としてはただ大きいではダメだという事。身体が大きいからサイズが一番大きいのは仕方ないにしてもセレクトの中に今までのオーバーから少しゆったりめぐらいのサイズ感が良い物もあって、自分にあったサイズというよりはその洋服を着こなすなら適正なサイズというものをより考えるようになりました。
HERILLだったら全てサイズ3ではなくて、物によっては2だったり時には1を選んだり洋服のデザインとしっかり向き合い適正なサイズを選べる事が一番良い。
僕の知るカッコイイ大人達は自分達のスタイルをしっかりと持ち、インナー、アウター、ボトムのレングス、靴のサイズまでしっかりと拘りを持っている人です。
自分にとっての適正サイズ、その洋服の適正サイズ、自分に似合う似合わない、当たり前のように出来ていたと思っていた事も改めて見直しつつ良い歳のとり方をして理想的な大人を目指そうと思います。
さて、今回は商品紹介はさらっていこうと思っていたので、最近の自分の考え方を話してみました。
それではどうぞ。

入荷した翌日には完売しておりましたが、1点だけ再入荷して、それが まだ旅立たずという感じで今に至るこのレザー。
正直これはすぐにあの方かあの方が買うかなと思っていました。僕的に絶対似合うだろうと思った方がパッと思い浮かんだので待っていましたが連絡は来ず、、、、、。
これって多分一般的には難しい系です。昨日のラスボス程ではないにしても難しいというか積極的に買おうとはならないレザーだと思います。
多分この形でブラックのカーフとかだったら即売れだったと思うんです。
ただ、僕はこのレザーに惹かれました。
形としてはカーコート、形としては無骨な印象ですがイタリア製の毛足の短い品のあるスウェードを使用する事でカーコート、スウェードと聞くとルード系?みたいな物をイメージしがちなところを品のある雰囲気に仕上げてきたのが今回のハーフコートです。

無骨なイメージのスウェードも限りなく品のある質感を求めて厳選しているのでここまでの雰囲気に落ち着いています。
見た目だけでは想像もつきにくいと思いますが、モチモチした質感です。こんなスウェードは初めて触りました。
この色味のスウェードを見るとどうしてもヴィンテージのラルフだったりGAPが作るレザージャケットのがチラついてきます。僕自身この色味が好きで、これにカーキのパンツを合わせるのが鉄板だと思っているのですが、やはり古着のスウェードだと匂いがキツかったり、明らかに革のクオリティーが低かったり、そもそも形が悪かったりして試着はしても購入には至りませんでした。
理想的なサイズ感で出会えた、僕はもう即決でした。

スウェードと言えば一番の醍醐味は経年変化でしょう。
毛足が短く、やや光沢感もあるこちらのスウェードは果たしてどのような表情になるのだろうか、勿論今の状態も良いのですが、やはり袖に皺がグシャッと入ったり、ポケットによく手を突っ込む人は変な癖もついてくるだろうし、その人ならではの変化を楽しめると思うので、数年後のこの子の表情に期待したいと思います。

こちらデザイナーの児島さんもお気に入りのようで良く着用している写真を見かけますが、大体袖を捲っているので試してみるとめちゃくちゃ良かった。それも考慮しての袖の長さでした。
革自体が柔らかいのでイージーに袖を捲れますし、癖がついてもそれはそれで味として良い捉え方もできます。
裏地とのコントラストも含めてこれは捲って着るの前提でもありかなと思います。

STYLE(176cm53kg)
インナー:みんな持っているやつ(最強)
ボトム:Gurank(グランク)25AW “HB work pants” -KHA-
シューズ:forme(フォルメ) “Tassel loafer Hand mocca” -Amber- ¥88,000-(intax)
いつかの僕バージョンもあったので。私物です。
178cm77kg 着用サイズ4


僕の中で一番しっくりきたのがこの合わせでした。
このジャケットは今だと自分の中で違和感があって、この先5年、10年が経った時にこのレザーを着ている自分を想像した時に今以上に似合っている気がしたので、今季沢山着てやろうという感じよりは、未来の自分への投資として買ってみました。
ジャケットの渋みに対してまだまだ僕の年齢でも若いから着させられている感があるように感じてしまうんです。
僕が良い感じに歳をとっている事に期待して、それまでは少しずつ味を出して、僕にとって最高の状態でバトンを渡したいと思います。
そこも考慮していつもはサイズ5を買いますが、今回肩もわりとジャスト目のサイズ4で購入しました。現状在庫の残っているサイズ2も意外と多くの方にハマるサイズだと思うので、迷っている方はお気軽にご相談下さい。
入荷日に購入して下さったお客様とも話していましたが、リジットカシミヤのナチュラルのパンツや、インナーにゴールデンキャッシュを合わせて、全身をワントーンでまとめるのも良さそうだよねって。想像しただけでヤバいです、、、、しかも鹿児島もようやく寒くなってきたのですぐに出来てしまう。
ずーーーーーと憧れていたキャメルカラーのスウェードジャケット。ようやくこのアイテムを探す旅も終わったので一安心です。少しずつ僕のほしい物リストが消えていき、寂しい気持ちもありつつ少しずつ最強に近付いていくクローゼットを見ているのが楽しくてしょうがありません。
皆さんも長い年月をかけて最強のクローゼットを目指しましょう。
在庫数(ブログ更新時点)
サイズ2×1
サイズ3 SOLD
サイズ4 SOLD
それではまた。
khaki 四枝
取り扱いブランド
HERILL (へリル)/AUBERGE (オーベルジュ) /MAATEE&SONS (マーティアンドサンズ)/KAPTAIN SUNSHINE (キャプテンサンシャイン)/Gorsch the merry coachman (ゴーシュザメリーコーチマン)/Indian Hill Knitting Service (インディアンヒルニッティングサービス)/ULTERIOR(アルテリア)/Gurank(グランク)/FOUNDOUR(ファウンダ)/Olde Homesteader(オールドホームステッダー)/Olde H & Daughter(オールドエイチアンドドーター)/YE OLDE AND NEW MAN( イー オールド アンド ニュー マン )/Marmolada (マルモラーダ)/forme (フォルメ)/Nine Tailor (ナインテイラー)/corgi (コーギー)/guepard (ギュパール)/JILL PLATNER (ジルプラットナー)/JUTTA NEUMAN (ユッタニューマン)/etc…
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